Notre-Dame de Paris - ノートル=ダム・ド・パリ - 登場人物

 登場人物紹介。ミュージカル作中では、フェビュス以外フルネームでは出てこないかも。キャストについては工事中。

* Esmeralda

 ジプシーの娘。ノートル=ダムの広場で踊る美少女。三人の全く異なる男たちに愛され、運命に巻き込まれていく。フェビュスに恋する。原作では純粋が行き過ぎて天然っぽいいかにも乙女然とした人物だが、作中ではもっと頽廃的で大人っぽい雰囲気。

* Quasimodo

 ノートル=ダムの鐘つきの青年。醜い容姿のため人々に疎まれる。クロード・フロロに育てられ、彼には敬愛を捧げている。原作では長年鐘を衝いている間に耳が聞こえなくなってしまう。虐げられてきたために些か屈折しているところもあるようだが、純粋で優しい心を持つ。

* Claude Frollo

 ノートル=ダムの司教補佐。本来はこれでもかというくらい禁欲的でまじめで固い人。しかし聖職にありながらエスメラルダを愛してしまったことによって破滅していく(ばかりではなく人をも破滅させていく)。

* Pierre Gringoire

 物語の進行を務める詩人。音楽的には見せ場が多いが、狂言回しなので特に何をする人、というわけではない(何気に事の成り行きでエスメラルダの形式的な夫になるが)。でもミュージカル作中で個人的に一番好きな人(笑)。

* Phœbus de Châteaupers

 王室親衛隊長(原作では"capitaine des archers de l'ordonnance du roi"、舞台では"capitaine des archers du roi")。婚約者がいながらエスメラルダに惚れる。二枚目ポジションだが、結構な浮気者。この作中の男で唯一何故かモテる。原作では悪役さながらだが、意外と嫌味のない(?)役所になっている。

* Clopin Trouillefou

 不法滞在者たちの巣窟 "La Cour des miracles" の王者。原作ではぱっとしない気もするが、ミュージカル作中では野性的な情熱を持って権力に挑んでゆく勇ましい青年。エスメラルダの成長を見守ってきた兄のような存在でもある。

* Fleur-de-Lys de Gondelaurier

 フェビュスの婚約者で貴族の令嬢。名前は「百合の花」という意味。比較的、出番少なめ。エスメラルダとは対照的に、フェビュスの浮気な気性に気付いていながらそれでもなお愛してしまう。嫉妬から過激な言動にも及ぶが、なんだか可愛い。