チェコ プラハ・キャスト盤

レ・ミゼラブル オリジナル・プラハ・キャスト盤

1992年、チェコ、オリジナル・プラハ・キャスト盤、チェコ語の一枚。

このプラハ公演は、オリジナルとは異なる演出だったらしい。音楽は特に違いがないように思うけど、衣装なども違い、何だか近代風?

聴き慣れない言葉のためか、旋律の一音に対する言葉の音数が多すぎる気がして、全体的に早口言葉のように聞こえる。しかし "At the end of the day" の合唱などは旋律にその音のリズム感が活かされていて好き。

複数キャストをCDに収める都合上、曲ごとに唐突に一部キャストが代わる。平均的にあまり歌や演技が巧くない気がするのと、妙に皆若々しいため年配の人物の雰囲気が残念で、滅多に聴かないCDの一つ。

キャスト

JEAN VALJEAN : Karel Černoch
JEAN VALJEAN : Jan Ježek
JAVERT : Jesse Webb
JAVERT : Marcel Kučera
FANTINE : Helena Vondráčková
MARIUS : Pavel Polák
COSETTE : Radka Jiřičková
COSETTE : Karolina Husáková
ÉPONINE : Lucie Bílá
THÉNARDIER : Jiří Korn
M.THÉNARDIER : Petra Janů
ENJOLRAS : Thomáš Trapl
L.COSETTE : Kateřina Krejčová
アンサンブル
演奏

はお気に入り度

キャスト雑感

ジャン・バルジャン: Karel Černoch(カレル・チェルノフ)

One Day More / Bring Him Home / Finale
美声だが、あまりにも若々しすぎるような。二十代くらいの印象の声。歌は歌としては巧いものの、細かい表現がちょっと物足りず、エピローグも、妙に頑張っている気がしてしまってあまり有り難みがない。

ジャン・バルジャン: Jan Ježek(ヤン・イエジェク)

Prologue / Who Am I / In My Life
この人も、若々しい美声。どことなく可愛らしいというか、ちょっとバカっぽい歌い方で、バルジャンのイメージとは違う。

ジャベール: Jesse Webb(イエッセ・ヴェップ)

Stars
二人のジャベールの中で名前はこの人が先にあるが、歌っているのは "Stars" のみ。しかも、非常に「単に歌っているだけ」系の"Stars"。妙ーに明るいテノール声で若々しい。CDにこの人の写真があるのだが、やっぱり若い!

ジャベール: Marcel Kučera(マルツェル・クチェラ)

Prologue/ One Day More / Javert's Suicide
高潔で強さのある、朗々とした美声。仮出獄シーンが超格好良くて "24601!" の溜息のような歌い方もときめく。しかし「自殺」は感情に響いて来なくて、一瞬ほんとにこの人? と疑った。

ファンティーヌ: Helena Vondráčková(ヘレナ・ヴォンドラーチュコヴァー)

あまり感情が伝わってこない、妙に突き放したような歌い方。繊細で細い表現になると可愛い感じだけど、感情的になると妙に品がない感じなのが、いまひとつ。

マリウス: Pavel Polák(パヴェル・ポラーク)

声はわりと綺麗だけど、明るくしっかりとした、あまり夢見ていないマリウス。チェコ語わからないため、ぼんやり聴いているとどこがマリウスの台詞だかわからなくなりそう。ときどき音が不安定。 "A little fall of rain" や "Empty chairs at empty tables " がかなり白々しい。

コゼット: Radka Jiřičková(ラドカ・イジチュコヴァー)

In My Life / Finale
冷淡な感じの大人っぽい声なのが、あまりイメージと合わない。エピローグ、ファンティーヌより老けてるし。

コゼット: Karolina Husáková(カロリーナ・フサーコヴァー)

A Heart Full Of Love / One Day More
こちらのコゼットは可愛い声に柔らかい歌い方で好み。しかしただでさえ多くはない出番が、さらに少なくて悲しい。

エポニーヌ: Lucie Bílá(ルツィエ・ビーラー)

ファンティーヌによく居そうな声。ときどきほんとに同じ人? というくらい歌い方が違うのだけど、エポニーヌは一人のようだし……。かなりビブラートを効かせた感じ。妙に悟りきったような死に方があまり好みじゃない。

テナルディエ: Jiří Korn(イジー・コルン)

良い感じのダミ声で、囁き方がとても好み。しかしちょっと、楽しんで悪事を働いていそうなので、単なる悪役っぽくなってしまっているのが惜しい。

テナルディエの妻: Petra Janů(ペトラ・ヤヌー)

ちょっと格好良い感じの声だけど、歌い方が良い感じ。

アンジョルラス: Thomáš Trapl(トマーシュ・トラプル)

カリスマ感や凛々しさがほとんどない、ごく普通な声。といって特別に歌や演技が巧いというわけでもないので、なんだか埋没気味。個人的に "One Day More" の高音が出てないのが駄目。気のせいか、呼ばれている名前が「アンジョルラッシー」と聞こえ、そこはかとなく異国情緒。

リトル・コゼット: Kateřina Krejčová(カテジナ・クレイチョヴァー)

非常に無難な感じ。

※名前の読み方は推測(CDは日本盤だがカナの記載はなし)。複数キャストの場合のみ、担当箇所を記載。

曲目

  1. Chceš bejt
  2. Když je u konce den
  3. Knížka snů
  4. Krásný holky
  5. Kdo jsem já?
  6. Zámek v oblacích
  7. Hlava mazaná
  8. Tam ve hvězdách
  9. Noc či den
  10. Slyš tu píseň zástupů
  11. Život můj
  12. Už vás dávno znám
  13. Příští den
  14. Píseň samotářky
  15. Na barikádě
  16. Byl déšt a kytky můžou kvést
  17. Pij se mnou
  18. Otče náš
  19. V světě psím
  20. Sebevražda
  21. Prázdný stůl
  22. Svatba
  23. Finále